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【歌ってみたノウハウ】ダイナミックマイクの使い方と歌録音時の注意点


はじめに


ダイナミックマイクは、耐久性があり、外部からのノイズを軽減できるため、ライブや野外での音声収録に対応しています。また、低価格で購入できる場合もあるため、初めてのマイクとしても人気があります。

ここでは、ダイナミックマイクの使い方について詳しく説明します。



設置の仕方①マイクと口の距離


ダイナミックマイクを設置する場所は、口の少し下、アゴと首の間の位置が良いでしょう。口から離れた位置に設置すると、反響音や外部ノイズが入りやすくなり、声の音量が小さくなってしまいます。



こんな感じです。

かわいこちゃぁあん❤️


歌の録音の場合は、拳一個分程度(5~10cm)離れると適切な距離になります。ポップガードを使用すると口とマイクの距離を掴みやすいです。



イラストではポップガードがちょっと斜めってますが、本来はマイクと並行、地面と垂直になるように設置します。


使用しているポップガードはこちら



ストッキングと針金で簡易的に手作りすることもできますw

お金がない人はそれでも可です。




設置の仕方②角度


ダイナミックマイクを使う時の角度は、大きく2種類あります。


まず、地面と並行〜45度にした状態で使う方法です。これが、歌う時に使う状態です。





もう一つは、マイクを垂直に立てて使う方法です。この方法では、分離上下左右に広がり、ステレオ感覚を演出できます。また、一部のマイクでは、この方法で使用すると、バランスが悪くなる場合がありますので注意が必要です。これは広い範囲の音を拾いたい時に使う手法です。歌う時には正直、不向きです。





設置の仕方③指向性を意識する


指向性、という言葉をチラッと聞いたことがある方もいるでしょう。




要するに、そのマイクがどこまでの範囲音を拾うの?ってことです。よく使われているShureSM58の指向性はこんな感じ。


(Shure様のSM 58説明書から借りてきました)


0度がShureのマークついてる方です。


で、Hz〜とか書いてありますけど、人間の声は複雑にいろんな周波数がでてるんですね。

大体低音は120あたりから300あたり。高音は2500〜5000(男女差があります)あたりが強く出てきますが、120〜8000程度まで全てで音が出てる感じです。(ブレスや歯擦音も含めて)


マイクの性能として、どこの周波数をどこで拾ってるのか〜っていうのが上の図です。


ま、詳しくはわからなくても問題なし!

とにかく、この図だとちょっと真ん中より手前に声が当たればOKなんだな、と思っておけば大丈夫。


往々にして、マイクをスタンドに挿すとき、マークが上に来るように設置されます。

なので、通常はこの図を上下にひっくり返した状態になってます。



なので、口の少し下、顎あたりにマイクを設置すると、ちょうど全ての音域が綺麗に入るよ〜という状態です。


高音を出す時に上を向くな!と言われるのは、こういう理由もあるんじゃないかと思われます(声の出し方として間違ってるから、っていうのが一番なんですけどね。逆にいえばマイクはそういう歌や声の性質を基本にして作られてるので、うん、逆ですね)。



歌う時の注意点


とにかく、ちゃんと設置ができたら、歌う時に覚えておくのは…


①口の位置を動かさない。


理由は、分かりますね?その位置から動くと、マイクが綺麗に音を拾えなくなるからです。

歌う時にこの囲まれてる位置を意識することで、音が全然違ってきます。

高音を出す時上を向かない。低音を出す時に下を向かない。リズムを取るために顔を動かさない。感情を込めると動いてしまうことが多々ありますが、とにかく全部心の中でやる!動かない!っていうのが鉄則です。

















②手や足で体を叩いてリズムを取らない


叩く音が全部、拾ってしまう可能性がありますし、体を叩くことで声がブレます。NGです!足でトントンもダメだぞ!床を伝わってスタンドに響いちゃうからね!




「えー!?でもプロの現場のスタジオ録音とかでめっちゃ動いて録音してるのみたことあるーー!ああやって録音してるんんじゃないのー?」と思った方もいらっしゃるでしょう。


あれは、プロモーション用です。


だってそっちの方がかっこいいでしょ?それっぽいでしょ?被写体が動かない映像は面白くないでしょ?


なので、別で撮影してます。

夢を壊したらすまん!!!


マイクの性能と声の当て方をしっかり学んでいるプロたちが、こうした方が表現が伝わるかな?というテクニックとしてちょびっと近づいたり遠のいたりする事はありますが、歌録音の時に動くと基本的には「動くんじゃねぇ」と怒られますw


わかっててやるならいいんだけどね。


という事で以上2つ、ご注意ください。


まとめ


後半はコンデンサーマイクにも通づるところを含めましたが、ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べると扱いやすいマイクです。性能が劣っているという意味ではなく、歌うのに適しているマイクなんですね。

コンデンサーマイクだともっともっと、気にしないといけないことがたくさん出てきますが、ダイナミックマイクであれば歌に集中しやすい状態を作れます。


また、ダイナミックマイクの使い方に慣れておけば、いざ大きなステージで歌わなくてはいけない時にも役に立ちます。ハンドマイクで綺麗に音を入れられるって、結構素晴らしい技術でPAさんにも喜ばれる事でしょう。


使い方を覚えて仕舞えば、何も怖くありません。

皆さんもぜひ、ダイナミックマイクで歌ってみたにチャレンジしてみてください。



今回出てきたマイク ShureSM58はこちらから購入できます。


※Shure58はシリーズがたくさんありますので、ご注意下さい。


ShureSM58の後ろにBETAがついているものがあります。同じだろ?って思うかもしれませんが絶妙に違います。ど定番なのが「SM58」で、スイッチ付きのものがSE、スイッチなしのものがLCEとついています。。ご自身の歌の性質、歌っていきたいジャンルが決まってから、ShureSM58の中でも他のシリーズで、どれが適切かを選ぶようにしましょう。


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