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MIX備忘録〜ラヴィのラップ後半に使うエフェクト〜【セルフミックスの参考に】

更新日:8月6日

これまでのMIX依頼で、何人かの方に頼まれている人気曲のMIXについて、備忘録的にちょこっと解説しようかな〜と思います。




とはいえ、御本家さんが必ずしもこう言うMIXをしてるんだぞ!っていう情報ではありませんので、ご了承ください。

あくまでも、「こうなんじゃないかな〜〜、こうすると近くなるんじゃないのかな〜」というaktの予想ですw


この曲でポイントとなるのはやはり何といっても

1サビ後のラップゾーン、2回し目。


手に入れろ 生だして〜
馬鹿だろ お前まじで
この傷倍返しね
恐怖から這いつくばって

の部分のエフェクトです。


ここが肝になって、ラップゾーンをギュッと引き締めてる感。

ラップにあきがこない仕組みになってます。多分。

僕はそう感じてますw


で、この部分、声が何重にもなって聞こえてますよね。

高音でロボっぽい感じの声と、低い悪魔みたいな声と、元のレン君の声が重なってます。


さて、ここのところをどうやってメインボーカルだけで作り出すか?と言うお話し。

流石に歌い手さんに高音と低音の歌、歌ってくださいよ、とはいえないし、

こんな声出せる人は一握りw


ここで使うエフェクトは、Melda Production(メリダプロダクション)のMHarmonizer(ハーモナイザー)を僕は使用しています。

MeldaProductionのものじゃなくてもいいんですけどね。

ハーモナイザーであれば、同じような機能がついてるはず。




これです。

一個一個機能を説明するのは野暮ってもんなので、割愛しますが


左のバー「TwoWords」を使って、高音と低音の声を生成してもらいます。これはこのエフェクトを通すだけで、メインのボーカルに乗っかって再生されるので初心者には向いてる感じ。

右のメインボード上の「Modulation Rate」(モジュレーションレイト)で、エフェクトを再生する速度を決めます。左に行くほど早く、右に行くほど遅くなります。

今回は1/2にしました。


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「SHIFT」の上段二つのつまみで、再生される音のピッチを調整できます。CENTの方はよりこまかい微調整って感じ。


下段二つはかかり方(WIDTH)と、聞こえ方(Sharpness)ですね。

ちょっと語弊があるんですが・・・WIDTHはつまみをあげるとふかーーくひろーく音が広がります。Sharpnessはつまみをあげるとはっきり聞こえてきて、下げるともわーんって感じになります。


あとはFORMANTで原音に近くするのか、原音からかけ離れた感じにするのかを調整します。


LATENCYは・・・まぁどれでもいいけどHIGHの方がめっちゃ聞こえてくる感あるですね。

物によるだろうけど。


DRY/WETでは、原音(元のボーカル)とエフェクトの比率を調整できます。


50で半々。


DRYの方にすると原音が大きくなって、WETの方にするとエフェクトが大きくなります。


OUTPUTはもう、そのまま、音量調整です。


つまみの調整は聞きながらあーでもないこーでもないして決めた感じ。


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ひとまず、このハーモナイザーを「インサート」にぶちこむだけで、ラヴィのラップパート後半の雰囲気にできます。



使ってみたい方はこちらから

MeldaProduction MHarmonizer(外部サイトへ飛びます)


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クーポンコード

MELDA43319789



もちろん、使い方は他にもあります。

例えば

・3度、5度、7度、9度など上のハーモニーを加えたい

・オクターブ上下の音を加えたい

・声を幾重にも重ねた感じにしたい

・ちょっと変なコーラスエフェクトをかけたい


などなど、使える場面は多岐に渡ります。


僕のMIXでは、現状この子の出番が結構多いですね。


今回は、「ラヴィ」のラップゾーン後半の音の作り方としてこちらを使ってみたよ〜という例をあげてみました。


参考になれば幸いです。


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